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お身体に不安のある方でも、安心して暮らして頂けます。

がんの方、重度、難病などの医療ニーズの高い方がご入居いただけます。
ナーシングホームきらら看護の家では、「きららリハビリ訪問看護ステーション」と「訪問介護ステーション」との連携で、介護保険や医療保険等をご利用頂くことで、24時間365日介護、医療のサポートを行います。
介護度が高く、医療処置が必要な場合も、看護師、介護士が連携して生活を支援できるようにスタッフが24時間常駐する体制で行います。
がんによって生き方を見つめたい方、病院の病床では思うように過ごせない方、ご本人にとって大切な時間を有意義に過ごせるように、不安や痛みや苦しみなどのサポートができるように気持ちの落ち着く療養の場としてありたいと考えています。
医療依存度が高く受入れ先を見つけることが困難であったり、看護ケアが必要な方を支えます。

ナーシングホーム きらら看護の家を始めたきっかけ

私が、このナーシングホームきらら看護の家を始めるきっかけとなったことをお話しさせていただきます。

私は、1998年頃からがんや病気の方にお会いしたり、お話をお聞きできる機会がありました。

喉頭がんで進行がはやく、3週間後にはこのままではがんの進行により声帯を全摘出しないといけないという方のお話を聞けたときには、癌がある事がわかる時点でそんな恐ろしい事があるのか?と思いました。 本当にがんという病気はその人の人生を左右するものであるという認識と、いつそうなるのかわからないという事を知りました。 何かできないかと思い、手術前に病院にお守りを持っていきました。

手術後も成功したのか気になったので病院に行くと、お守りを持っていてくださり、声が出ないので近くにあったホワイトボードに「効いたと思う!ありがとう!」などとメッセージを頂いた時には、感動して涙がでました。 他にも後輩のおばあちゃんが、癌の術後、健康に暮らしていたそうですが、進行の早いがんが再発し、あっという間に亡くなられ、お葬式に参列させていただき、悔しい思いをした事もありました。

そして、一番驚いた事は、ステージ4の舌癌と宣告をされ、西洋医学以外の治療方法で完治された方との出会いです。私はそのいきさつ・考え方・思考癖・生き方を取材し、とても聞いているだけで前向きになり、健康を勝ち取るには色々な方法がある事を知りました。 このような経緯から、医師の治療法及びがんを克服した方の治癒までのいきさつ・考え方・思考癖・生き方を取材していきたいと思い、2007年にNPO法人を設立しました。

NPO法人設立前後に、娘さんが小児がんで、希望をもってもらい輝いて育ってほしいという願いを込め「希輝」(きらら)と名前をつけた!と教えてくれた方がいました。私もその願いがかなって頂ければなどの思いもあり、ニュースレターに「希輝通信」など名前を使わさせて頂き、ご希望者に取材した内容を無料で配布活動も行っていました。 そのような活動を9年ほど行い、もっと実際に人と深く関わったり、役立てることはできないだろうかと思いはじめました。医師・医療従事者の皆さまと一緒に、もっと幅広く役に立つ事はできないのかと考え始めた頃に、訪問看護事業を知ったのです。

訪問看護では、小児から難病、癌・精神などでお困りの方に、医師の指示書に従って看護師及び理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が、生まれ育った箕面市及び池田市・吹田市・豊中市・茨木市・豊能町にお住いのご利用者さんのご自宅にお伺いし、退院後の不安を少しでも和らげるお手伝いも出来ますし、地域連携なども含めて深く関わる事ができると思いました。

ご利用者さまやご家族に質の高いサービスとコミュニケーションで新たな可能性を見いだせると思いました。この仕事であれば私達のあり方・接し方により、希望・元気・勇気の源にもなれ、その人らしく生きる為に必要とされる存在にもなり得ると思いましたので訪問看護ステーションの開設をすることに至りました。

私は看護師だから西洋医学の事しか知らないとかこの分野しか知らないというより、ご利用者さんの関わりの中で、偏った目で考えてみるのでなく、全人的な医療の目を持ち、主治医の方とも連携できたらと考えています。 2017年2月には小児がんだった希輝(きらら)ちゃんが治ったと教えて下さったのでうれしい気持ちになり、私の事を覚えていて頂けたという感謝と本当にありがたいと思いました。そんな気配り・心配りもできるステーションにもなれたらという思いであります。

2017年3月にはホームホスピス神戸なごみの家を見学し、特定した病気の方をケアするのではなく、その人が安心して暮らせる事で、QOL(生活の質)があがれば良いというスタンスで、病気を治すお手伝いをするんだとか、緩和治療にはこんな事が良くこう過ごして欲しいという押しつけなどがない事を知りました。

生きている時間をどう使うか?をご本人に考えていただき、出来るかどうかも見守ったり、助けを求められれば協力するというような感じで、スタッフの方たちもとても自然体で伸び伸び楽しみながら接しいていると思いました。ご家族も好きな時に出入れも自由だそうです。

2019年には障害者(知的・精神・身体)の方たちへのサポートを行いたく、グループホーム開設の説明会を3か所で計6回行いました。 グループホーム開設を実現する為に、グループホーム9ヵ所・就労継続支援B型事業所7ヵ所へ見学に行きました。そして、実情を伝えてきましたが、グループホーム予定地の周辺住民の方々の同意を得ることも難しく、また住居を貸してもらう場所を探すのも30件中2件のオーナーの方が直接に話を聞いてくれるような確率である状況でした。

そこでグループホームをはじめようとした時に予想もできないコロナが広まりはじまり事業の延期をしました。コロナ禍で施設でご家族も自由に出入りが出来ない状況も知り、色々とお話を聞く中でナーシングホームを運営している方のお話をお聞きする機会がありました。

その施設からの生還者がいないという事実を知り、それだったら喜んでもらえて、生きる希望の思いで、一人でも良くなった!という施設が出来たらと思い、がん・難病の方を受け入れて役に立ちたいと思ったのです。

人間は何事も自分の考えた通りになる。
自分の自分に与えた暗示の通りになる。

出来ないと思うものは出来ない
出来ると信念する事はどんなことでも出来る。という中村天風さんの言葉が好きです。

生きている限り可能性があると信じ、向き合い、喜んで頂けたらと思っています。

アクセス 

ナーシングホーム きらら看護の家 大阪府豊能郡豊能町東ときわ台3丁目2−8