
サービス提供責任者・介護士
武本 雅代(たけもと まさよ)
TAKEMOTO MASAYO
■介護職歴
19年
■看護・介護の道を選ばれたきっかけ
ヘルパー学校で研修を受けたときに、訪問入浴に魅了されました。
利用者様の今までの心身のこわばりがふっとほどけた表情と「ありがとう」のひと言に胸を打たれました。また、どうやって限られたスペースで快適に入浴していただけるか、またどうやって浴槽をスムーズに設置、回収を行うか等の介護士達のたゆまぬ努力と探求心にも感銘してこの道を選びました。
■好きな言葉
「石の上にも三年」
理由:思うようにいかない時に自分を支えてくれ、力を与え続けてくれるからです。
■私、○○なら誰にも負けないんです。
とにかく介護の仕事、特に訪問入浴が大好きなんです。プライベートでホームセンターに買い物に行った時も「これ、お風呂に使えそう!」とアイデアが次から次へポコポコ浮かんできて困ってしまうほどです。本当にこの仕事が好きなんだなと感じる瞬間のひとつです。
■近隣にご家族様が立ち寄れるおすすめの場所はありますか?
自然豊かで、車で約20分のところに猪名川町があり、桜の名所があります。近くにコンビニや24時間オープンのスーパーがありますので、大半のご家族様はそこで買い物をされて、施設内でご自宅のようにゆっくり過ごされます。
■様々な働き方がありますが、なぜナーシングホームを選ばれたのですか?
今まで現場で肌で感じて培ってきた介護の経験を生かしながら、さらに一歩進んだ介護を学び続けたいと思い、医療依存度が高い方のケアをさせていただきたいと強く感じたからです。
■こちらの施設ならではの特徴、取り組みを教えてください。
手洗い、うがい、検温等の感染症対策を十分に行った上で、平日・土日も日中は面会自由となっています。宿泊もしていただけます。手厚いケアをさせていただく施設でありながら、ご自宅のように過ごしていただけるのが最大の特徴です。
■ご入居者様の日々の楽しみについて
ご入居者様の性格、ご体調に合わせて様々なご提案をさせていただきます。
具体的には、集まってワイワイされたい方は談話室にお誘いし、人の気配だけ感じたい方には個室のドアを少し開けておくようにしています。そこからスモールステップを踏んで談話室やお散歩にお誘いするようにしています。
■お一人おひとりに合わせたケアプランの作成のためどんな点に気を配られてますか?
より良いケアプランを作るために、現場で肌で感じたことをどんどんケアマネージャーさんに報告しています。現場の意見を細やかに汲み取ってくださるケアマネージャーさんと密に連携を取っています。
■このお仕事で印象に残っている人、出来事は?
たくさんありますが、特に印象に残っている方がいらっしゃいます。訪問介護をさせていただいた利用者様が搬送先の病院で息を引き取られました。
私はその日は付き添いできなかったのですが、後で他のスタッフから、ほんの一瞬意識を取り戻された時に「武本さんがカレー作って待ってるから、帰らなあかん」と口にされたそうです。何年たった今でも胸がいっぱいになる出来事です。
■定期的な研修・勉強会の内容
申し送りは他細やかな点まで日に何度も何度も行っています。研修については、最近ではケアさせていただく側が常に元気でいる為に、スムーズな移乗介助のやり方を学び直しました。若い世代の介護士さんの方が新しいやり方を知っているので、新しい発見があります。
■入居者様、ご家族様そしてスタッフさんの看取りに対する不安に対するアプローチをお聞かせください。
人間なので、根源的な恐れや不安があるのは当然のことだと思います。
心身の様子やお話された内容から細やかな点まで汲み取るようにし、「その時できること」
をご提案しながら、一緒に具体的な方法を考えていくようにしています。
